会長挨拶

このたび、第8回日本神経内分泌腫瘍研究会学術集会を横浜で開催させていただく運びとなりました、とご挨拶させて頂きましたのも束の間、その後皆様もご存知の通り、人類はCOVID-19という新たな大きな壁に前進を阻まれることとなりました。
皆様、お元気でいらっしゃることと信じております。毎日を通常の診療とCOVID-19診療、そして新しい生活への工夫のため、努力されていらっしゃることと思います。
2020年9月5日(土)の開催を予定しておりました第8回日本神経内分泌腫瘍研究会学術集会ですが、残念ながら延期のご報告をさせて頂きます。
新しい予定日は2021年1月23日(土)です。会場はこれまで通り横浜開港記念会館を予定しております。より安全な状況下での討議が出来ますよう準備を進めております。

第8回日本神経内分泌腫瘍研究会学術集会におけます私たちの目標は、前回もお伝えいたしましたように以下の通りでございます。
近年、治療法の効果が予測可能となる診断法をコンパニオン診断と呼び、個別化診療を支える診断法となっています。また、分子イメージングをもとに、治療法THERAPEUTICSと診断法DIAGNOSTICSが表裏一体となったシステムの開発が進められており、これを表すTHERANOSTICSという造語が一般的なものになりつつあります。神経内分泌腫瘍はソマトスタチンレセプターを介しての画像診断の結果が、いくつかの治療効果を予測可能とする、まさにTHERANOSTICSの代表ともいえる疾患です。効果のある分子標的治療薬に関してもそのメカニズム・効果予測因子の研究が行われ、THERANOSTICSへのアプローチが進められているものと考えます。
本研究会ではNET THERANOSTICSを主題として、NETの診断、治療の現時点での到達点を皆様と一緒に議論していきたいと考えております。
2021年1月23日にはCOVID禍を乗り越え、多くの方々に、演題をご提出いただき、ご出席、ご討議いただけますよう、さらに精一杯努力する所存でおります。
何卒宜しくお願いいたします。

第8回日本神経内分泌腫瘍研究会学術集会

会長 市川靖史

(横浜市立大学大学院医学研究科 がん総合医科学)